歯周病について

検査

よい結果はきちんとした検査から始まります

歯周病は知らないうちに進行する「沈黙の病」です。適切な治療のためには、来院したあなたの歯肉やあごの骨が、今どんな状態にあるかを見極めなければなりません。「歯周基本検査」「歯周精密検査」は、これからの治療方針を決める重要な検査です。

■まだ軽いあなたは「歯周基本検査」でOK
 基本検査は
   ・歯周ポケットの深さを1個所以上測ります
   ・歯が動いていないかを調べます(歯の動揺度)

■もう少し詳しく調べるときは「歯周精密検査」です
 精密検査は
  ・歯周ポケットの深さを4個所以上測ります
  ・歯の動揺度を調べます
  ・プラークを染め出して付き具合を調べます

■さらに詳しく調べるときもあります
  たとえば
  ・歯肉から出血していないか?
   (血が出るのはポケットの中に炎症があります)
  ・歯と歯の間の隙間が大きくないか?(食べ物が挟まりやすい)
  ・付着歯肉の幅
  ・歯槽骨がどの程度失われているか?
  ・口腔内写真
  ・X線写真

動揺度検査
ピンセットで歯を動かしてみて動揺度を調べます。
 
プラーク付着検査
歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目等にプラークが付着しています。
歯周ポケットの測定検査
歯周病になると歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)が深くなり、その中に歯石が溜まります。
 
● 歯周病自己チェック ●
 □ 歯肉が赤い、または赤黒い
 □ 歯肉が腫れている
 □ 歯肉がムズムズする
 □ 歯を磨くと歯肉から出血する
 □ 歯肉が後退している
 □ 水やお茶がしみる
 □ 膿が出る(口臭がする)
 □ 歯がグラグラする
 □ 歯軋り、イビキをかくと言われる
 ※心当たりがあったら早めに受診を!